2014/06/25

紙糸と手漉き紙+RugoaTシャツ@東京・ROCKETIIDA

 すっかり魅せられてしまった。
軽野さんの「紙糸」。
そして紙糸をつかった「紙布」。
新潟の手漉き和紙交流会で出逢った。
ご本人から著書も販売してもらい、すっかりバイブル。

とにかく思いついたらやってみたい。

紙は昨年、徳島・阿波で漉いた紙を使用し
かなりはしょって、見よう見まね。
こういうところが悪いところでもあり、
良い点でもあるのかも知れないけど・・

揉み方も足りないし、勝手にアレンジして
こんにゃく糊なんかも塗ってみたり。
でも作りたい気持ちってすごいな、
どうにか形になってくる。

 途中、数カ所ちぎれて繋ぎ直しているけれど、
一本のながいながい「ヒモ」ができた。
ここからが重要。
「コヨリ」をかける。
紙は伸縮性が全くないので、コヨルことで
丈夫さと少しの伸縮を与えるのだそうだ。

はて?糸巻きもないし、コヨッたこともないし・・
どうしよう。
本をながめつ、ネットでしらべつ・・
糸巻きの原理を何となく理解して、
足踏みミシンをちょいと改造し、
ヤリながら「糸巻き」がわかった!!


斜め45度に糸を引きながら、その間に
グルグル糸がコヨレる。
ある程度コヨレたら、糸を棒に対して垂直に
持ってくると、今度はグルグルと棒に
巻き取られる。
すごいな、すごい単純なのにスゴイよ!

って試行錯誤しながら、何とか「紙糸」
できた!


実は、紙糸をつくりたかったのもあるけど、
「手漉き紙」をデザインに取り込んだ
Tシャツを作りたかった。
今年も夏に向けて東京・大島のROCKETIIDAさん
にて行われる「アートTシャツの森」合同展示
販売会に声をかけてもらった。
■ROCKTIIDA
http://rocketiida.com/

しばらくTシャツづくりから離れていて、
「Tシャツをつくること」に悩んでた。

【土に負担かけづに土にかえるモノヅクリ】
【エベレストの雪をとかさないモノヅクリ】
ザンネンながらワタシのTシャツは
どちらからも外れてしまう。
・・・でもイイヤン。

自分はできるだけブツヨクなくして余計な
モノは買わず、できるだけマキと炭を使って
電気はあまり使わず、服はお古で十分。
ガソリンはかなり使ってしまうけど・・・
もっと土に近い生活をするよ。だから、

ちょっと地球に負担かけてしまうけど、
そのぶん、メッセージを込めたい。
「手漉き紙(和紙)の可能性」
こんなに薄くてもこんにゃく糊塗って
「もみ紙」にしたり、柿渋塗って「柿渋紙」
にしたり。こんなに丈夫。
そして美しい。

まだ100%長須産ではないけど、
おおよそ化学的なものないし、黙って
安心して土に帰る素材。

いま「和紙業界」「手漉き和紙」におこってる
問題や取り組みは、地域おこしと全くリンクしていて
せめて和紙を使う人は、そこに無関係、無関心で
いてほしくない。
どれが正しく、間違ってると言う事じゃない。
みんなの無関心が今の状況を引き起こしてる。
知ってほしい。

強いとは言っても「紙」の状態では
洗濯機でガーガー洗ったりはできひんけど
服に張り付いてるくらいなら、涼やかでいい。
そして先ほどの「紙糸」。
こちらもダイレクトな負担がかからなければ
服に取り込める、たとえば飾りステッチ。

なかなか時間もかかって(いつものことだけど)
半ば強引な作品もあるけど、すべての作品に
自分で漉いた手漉き紙をなんらかの形で取り入れた。

ひとつひとつの作品については「RugoaWorks」で
おいおいアップしていきたい。
ちなみに売り上げは、長須で紙漉などの活動費にする。
今後、自立するために必要なことだから。




Tシャツ旅立ち前に、みんなにモデルになって
もらったよ!
こういうのしたかった。
この写真、めちゃいい顔してるのに・・・
ピント合ってないーーーー!!
もう!!! カメラも悪いけど、
自分の腕が悪すぎる。。。吞んでるせいかしら?



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