2013/12/26

紙漉道具をつくる・協力をうける

 納得いかない紙漉に「まずは道具から!」
でも、お金をかけるでなく、今の自分に
見合ったレベルで作ることにした。

とにかく気になるのが「簀」。
インテリア用の簾を代用していたので、
編みの糸も太く、漉いた時にかなり目立つ。
これは編み直すしかない!!ってことで
先月、鳥取の小畑さんのところで見せていただいた
「簀づくり」の様子を見よう見まねで、
「簀編み」の道具をこしらえた。
 とりあえず、体験用のA4サイズの簀を
編むだけなので小さいサイズで。

一番肝心な竹ひご・・・
どうせ編み直すなら細い、均等なひごにしようと
「ひご引き」なる物を入手。
エンヤコラ、引いてみるけど、
そうは問屋が卸しません!
ひごからやり直していたら、日が暮れる・・
(一応一本はできたよ!素晴らしい道具です!)

 と、太さと均一さはひとまずあきらめて、
インテリア用は水に浸ける目的はないので、
少し使用しただけでささくれができたので、
防水処理だけでも、と柿渋を薄めて塗ってみた。

糸もひとまずミシンのボビンをアレンジして使用。
(コレがいい具合になるまで苦労した・・)

 ウンウン、コレでなんとかいけそう〜
と、編みながらアレコレ工夫をしています。
なかなかイイ感じに編めます!!
時間はかかるけど、慣れればスピードアップ。
 うらもブラブラかわいい=☆
でもかなり絡まるので、後にも板必要。
まだまだ試行錯誤だ!

と、こんな適当な道具を見て、村の人が
「ムシロとかもこんな風に編んでたよね。」って。
何?ムシロ??
要するに「ゴザ」のこと。
え〜〜!そうか!
ホンマだ!!ゴザ編める==☆

って、ココでもメカラウロコ!
生活に根ざしていた道具づくりをアレンジして
紙漉道具にしてたんだ!
フムフム、だんだん紙漉が見えてきた。
少しずつ近づいてきた。ウレシイ発見だ!

 そんなワタシの実験の間、小代の工務店
「きずなハウス」さんに厚かましくお願いしていた
「干し板」の試作ができあがった。
まず幅が50cm以上の板で、しかも変形しにくい
長さが2mくらいのモノなんて、まず手に入らない。
数もいるならなおさら、「接いで作ってみてはどう?」
と提案して下さって、試作を作っていただいた。

試作と言うこともあって、節が少し気になるけれど、
思った以上に素晴らしい干し板だ。さすが、大工さん!
これなら裏表使えるし、イイ感じだ。
実際に湿紙を貼ってみたい!!

もう一つは西岡さんから譲り受けた、
キレイなヒノキ一枚板。
こちらも面を仕上げていただいた。
だけど、どうしてもソリがでるらしい。
そして、少し割れも出る、本当に
「木」というやつは、生き物だね。
だからこそ、大好きなんだけど。

道具のみなさん、ワタシと一緒に成長しようね!

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